12月9日の文教委員会で「わくわくプラザ事業及び自主学童保育の検証に関する陳情」の審査がありました。
日本共産党は大庭裕子市議が基本的事項を質疑して、私が質疑したのは特徴的なポイントである「自主学童がしっかりニーズをとらえているのになぜ市の計画に組み込んで補助を出さないのか」というところに絞りました。
*以下の質問と答弁は手元のメモを元にしたもので、議事録ではありません。後程議会から発表される正式な議事録をご確認ください。
■片柳
小学校高学年になると「わくわくプラザに行きたがらない」という傾向があり、自主学童には高学年も喜んで行くと聞くが、その事態をどう受け止めるか?
□担当者
高学年になるとわくわくの利用が減る実態は確かにある
■片柳
川崎市「こどもの未来応援プラン」での『量の見込み』では、高学年の利用を低く設定していると思うが実際はどうか?
□担当者
小学校1年は4317人、2年3332人、以下1851人、670人、210人、79人。
■片柳
自主学童では各学年で利用の差はある?
□担当者
自主学童の指導員さんとの意見交換の中で「高学年も喜んで学童に来る」と聞いている
■片柳
「高学年はわくわくに来なくなる」「学童には高学年でも喜んで来ている」と認めた。わくわくでは対応できていない高学年のニーズに、学童では応えられている、という実態があるのは明らか。陳情が求めるように「検証」すべき。
□担当者
放課後の過ごし方のニーズ調査をしていきたい
■片柳
川崎市が自主学童に補助を出さないのは、「全児童対象のわくわくプラザで充分対応しているから、自主学童をニーズ数に含める必要はない」というもの。一方、横浜市も川崎と同じで全児童対象の「放課後キッズクラブ」と「放課後学童クラブ」がある。横浜市では、両方を「ニーズ数」として『子ども子育て支援事業計画』に盛り込んでいる。だから横浜市は、川崎市と同様に全児童を対象とする「放課後キッズクラブ」と「放課後学童クラブ」の両方に補助金を出すことができている、ということか?
□担当
その通りだ。
■片柳
少なくとも、川崎市のわくわくで対応できていない「高学年」のニーズに、自主学童が応えているのだから、川崎市の計画(子どもの未来応援プラン)にその数は反映させるべきではないか。その分で補助金を学童にも出すべきではないのか。
□担当者
ニーズ調査などを行っていきたい。
他党も積極的な質疑をしていましたが、陳情への態度表明では、自民・公明・みらい・無所属2人がいずれも「継続審査」、日本共産党は「採択」を主張しました。各会派の態度表明で「すぐどうこうできないので継続にする」という発言がありましたが、元々すぐにどうこうすることを求めているのではなく「検証」することをを求めている陳情なのですから「採択」すればいいのに、と思いました。