12月25日(私の42歳の誕生日でした!)、「ヘイトスピーチを許さないかわさき市民ネットワーク」の学習会に参加してきました。
参加者として可能な限り学ぼうと思っていたら、スピーチの機会もいただきました。
路上からヘイトスピーチ反対の声を連帯して後藤まさみさんとともにあげてきたこと、引き続き共同していく決意。12月議会でガイドラインのあり方を、京都府などのように改善するように求めたことを話しました。
川崎市のガイドラインは「言動要件(ヘイトスピーチが行われる可能性が客観的に明白な場合)」に加えて「迷惑要件(警察の警備などでも混乱が解消できないような場合)」を満たさなければ、公園・会館などの使用不許可などの処分ができない、という構造になっています。
京都府のガイドラインは川崎市よりも後に作られましたが「言動要件」「迷惑要件」のどちらかを満たす場合には、使用不許可などの処分へとすすむことができるというつくりです。また「ヘイトスピーチをしない」という「条件付き許可」を得て施設利用したにもかかわらず、それを無視して差別的言動を行った場合には「次回以降は言動要件に当てはまるものとみなす」という規定もされています。
そうしたことも質問で取り上げたことなどを報告しました。
*参考:「言動要件」「迷惑要件」はじめ川崎市ガイドラインについてまとめて書いた記事です
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http://www.katayanagi-susumu.jp/archives/2420
集会の中では、統一地方選挙で、選挙の場を悪用し「政策」を装ったヘイトスピーチが振りまかれることが予想されることに対し、市民の側からの取り組みの提起があり、興味深く拝見しました。
そのなかでも「ヘイトスピーチをしない、させない、許さない」宣言、という提起はすばらしいと思います。明白なヘイトスピーチに加え、「外国人が生活保護を受けやすいように優遇されている」などの事実無根のデマなどを「しない」と、すべての立候補予定者に宣言してもらい、その宣言をしない候補者等については「『ヘイトスピーチ・デマを振りまかない』と宣言しなかった」と公表されることになります。
市民のみなさんの創意にあふれる取り組みに心から敬意を表します。
私たちも粘り強く取り組んでいきたいと思います。