2011年、東日本大震災と福島原発事故のあとに市議団がはじめた「全市放射線測定」、今年も続けています。
毎年その実測を元にしたデータ分析結果を、『原発ゼロへのカウントダウンinかわさき』集会( http://www.genpatsu-zero.com/ )と、『環境フェスタ』というイベントで報告しています。
2月4日に川崎区(中央地域)の公園をまわり、放射線測定をしてきました。結果としては川崎市の対応基準0.19マイクロシーベルトには程遠い放射線量でした。
(クリックするとPDFファイルが開きます)
原発事故から丸5年も放射線測定を続けてきたのでだいぶデータがたまってきました。一昨年から「セシウムの半減期と実測値はどんな関係なんだろう?」と興味がわき、比較してみるとほぼぴったり半減期どおりに推移していました。
今回も川崎区の実測値をもとに、半減期から考えられる減衰の仕方と比較してみました。
青い線が「半減期」、オレンジの線が「実測値」です。比較しやすいように川崎区ではじめて放射線量を測定した2011年6月23日の実測値を「100」として、それ以降どのように推移したのかを比較しました。…
ポイントごとに見ると、半減期よりはやく減衰しているところも遅いところもありますが、全体を重ねてみると見事に「半減期」に近づいていきます。
(上が川崎区中央地域全体の線量と半減期、下が渡田新町公園の砂場の線量と半減期)
当然ですが、こういうところが自然科学の面白いところです。これから7区・11人の議員分のデータが入ってきます。議会論戦の準備をしながら、3月13日までにこのデータをまとめなければいけません。市議団の事務局員をしていたときに「放射線担当」をしていて、取り組んだ仕事に今度は議員として取り組んでいます。こういう突っ込んだ調査研究もおもしろいものです。
議会論戦をつうじた地域要求実現とともに、頑張ります!!