8月30日の文教委員会で、市民ミュージアム再建のあり方を示す『新たな博物館、美術館に関する基本的な考え方(案)』の報告がありました。
片柳市議らは、1988年の開館以来、市民とともに歩んだ歴史について質問。「市内の芸術家からの寄贈や寄託、川崎考古学研究所からは2万点に及ぶ出土品等の寄贈、また毎年ボランティア数十人がミュージアムの魅力を伝えてきた」との回答がありました。
片柳市議らは『考え方(案)』に、「市民とともにつくる博物館・美術館」と明確に打ち出すよう求めました。
学芸員の処遇改善・体制強化を
次に「あり方検討部会」に参加した学識経験者から異口同音に、学芸員の体制と学芸機能の強化をすべきという意見が出されたこと、市からも博物館と美術館はじめ広範な分野を統括できるリーダーが必要との認識が示されたことを指摘。そのためには指定管理化により引き下げられた学芸員の処遇を改善すること、再直営化を含め管理のあり方を検討することなど、学芸機能の抜本的な強化を求めました。