昨日の国会で中谷防衛大臣が、「核兵器の輸送も、法文上は排除していない」と認めた。「わが国は非核三原則があるのでありえない」と核兵器輸送を否定しようとしているが、法案の条文では核兵器も輸送できる。
不破哲三前議長が明らかにしてきたように、日本とアメリカは安保条約と同時に「核密約」を結んできたのは周知の事実。非核三原則の「もちこませず」の部分は有名無実。
(1)日本にすでに核兵器は持ち込まれている
(2)戦争法案では「核兵器の輸送は排除していない」…
この二つが揃っている。
アメリカも日本政府もわかっていて、戦争法案では「核兵器の輸送を排除しない」という内容にしているはずだ。
「非核三原則があるから」と言っても、その前提はすでに「核密約」の存在で破綻している。核兵器が唯一使用された日本がアメリカの核兵器を輸送する、そんなこと許してたまるか。
「核密約」問題の関連資料(1)2010年3月31日(水)「しんぶん赤旗」
『核密約の内容は交渉の第1日から示されていた 条約・交換公文・核密約 米側は一括承認を要求 不破前議長が米側文書示す』
▼まとめ記事
http://www.jcp.or.jp/…/aik10/2010-03-31/2010033101_01_1.html
▼不破さんの見解と本文
http://www.jcp.or.jp/…/aik09/2010-03-31/2010033104_01_1.html
「核密約」問題の関連資料(2)2009年8月赤旗連載**
『核密約と手を切り「非核の日本」の実現を―社会科学研究所所長 不破哲三氏に聞く』
▼第1回 これが核密約だ
http://www.jcp.or.jp/…/aik09/2009-08-03/2009080305_01_1.html
▼第2回 50年間、密約をひた隠して
http://www.jcp.or.jp/…/aik09/2009-08-04/2009080404_02_1.html
▼第3回 名実ともに「非核日本」の旗を
http://www.jcp.or.jp/…/aik09/2009-08-05/2009080504_01_1.html
…こんなブログを8月6日に書きたくなかったです…