川崎市議会第2回臨時会で4月23日、昨年の東日本台風に関する最終検証報告書にかかる行政報告について、日本共産党の代表質疑を行いました。
この間の市からの報告で、港町の河港水門だけでなく隣接する味の素工場の所有する多摩川からの取水施設から、台風の襲来した10月12日夜から13日未明の5時間半にわたり出水していたことが明らかになりました。
味の素の多摩川に接した取水口をふさぐ対策はすでに行われていますが、日本共産党は二重の水害対策をとるよう求めました。
建設緑政局長は、味の素は工場敷地側の取水口も7月末までにふさぐ予定であること、京浜急行交差部は災害時に迅速に閉塞できる組み立て式の防水壁の設置を検討している、と答えました。
日本共産党は京急交差部に生活道路の通行を妨げず水を防ぐ陸閘(りっこう)をつくること、今後利用予定のない河港水門の内側の船だまりをスポーツ施設と洪水時の遊水池を兼ねるようにすべきと求めています。