3月4日の予算審査特別委員会で「公園トイレの整備を」とのテーマで質問しました(他の項目も順次更新します)。
質問① 公園のトイレ整備―年に何カ所を新設や更新、バリアフリー化しているのか
公園トイレ整備について建設緑政局長に伺います。
川崎区池上新町の冥加公園では汚れているうえ和式トイレで使いづらい、そもそも和式でしゃがむのが辛くて利用できないなどの声を伺っています。
観音2丁目の観音町公園でも同様の声を伺っていますが、こちらはさらにタイルまではがれている状況です。
公園トイレの新設・更新などをする事業と、バリアフリー化する事業の予算について、この5年はどのように推移しているのか、1年あたり新設や更新、またはバリアフリー化する公園トイレは何カ所あるのか、伺います。
答弁① 建設緑政局長
公園トイレの整備についての御質問でございますが、公園トイレの整備予算につきましては、平成27年度が5724万8千円、28年度が4317万9千円、30年度が8789万1千円、31年度が3737万2千円でございます。
なお、平成29年度につきましては、予算を計上しておりません。
また、整備箇所につきましては、平成27年度が3か所、28年度が2か所、30年度が3か所、31年度が1か所でございます。
質問② 「年2カ所」ではなく、目標持ちテンポを上げて公園トイレの整備を
現在は年2カ所程度のペースだということです。事前の調査では全市の公園に210カ所のトイレがあり、そのうち築30年を超えるトイレが34カ所、築20~29年のものは90カ所あります。最も古いものは1971年から使われています。和式トイレしかないところは121ヶ所で58%です。
仮に古いほうから順にトイレの更新を行ったとして、「年2カ所」のペースでは、築30年以上のトイレの更新に17年かかるということになり、先ほどの冥加公園や観音町公園は築25年前後ですから、さらにその後でなければ公園のトイレがキレイになる順番が回ってこない、ということになってしまいます。
公園のトイレは、誰もが利用できるまちの重要なインフラ設備であり、公園で開かれる盆踊りなどのイベントにも欠かせない地域コミュニティの核を支えるものです。テンポを上げ、目標や計画をもって、バリアフリー化を含めて公園のトイレを整備するべきと思いますが、伺います。
答弁② 建設緑政局長
公園トイレの整備についての御質問でございますが、公園のトイレにつきましては、新設時や更新時において、バリアフリー化や洋式化を進めているところでございまして、210か所のトイレのうち、89か所に洋式便器が設置されているところでございます。
既存の和式便器につきましては、構造やスペースの制約があり、洋式便器に改修するためには多くの課題がございますことから、地域の皆様の御要望等を伺いながら、公園の再整備にあわせて更新を進めてまいりたいと存じます。
意見要望
毎年2カ所のペースだとすると、先ほどの観音町公園のトイレの更新は54年後ということになってしまいます。ぜひテンポを上げて更新やバリアフリー化を進めるよう要望いたします。