19日の一般質問つづき。テーマは①カルッツかわさきの冷房利用料金、②京町への大型スーパー出店、③富士見プールの再整備、④労働会館ホールの設備等、⑤臨海部防災対策、の5つでした。今日は「京町2丁目への大型スーパー出店」について報告します。
スーパーの出店、車がどれだけ増加するかの見込みは?
川崎区京町2丁目への大型スーパーの出店が来年4月23日オープンで予定されています。周辺の住民の皆さんから、出店すれば車の交通量が増えるのではないか、子どもや高齢者の安全確保ができるのか、特に、この京町交差点からスーパーまでの間の道について不安だ、との声が寄せられています。
1日あたり来店する車の量、来店時の車の経路、開店前後で京町交差点からスーパー方面に向かう車はピーク時にどのくらい増えると見込んでいるのか、うかがいます。
答弁 経済労働局長
川崎区京町への大型スーパー出店についての御質問でございますが、大規模小売店舗立地法の規定に基づき、本年8月に設置者から提出されました大規模小売店舗届出書によりますと、 1日あたりの車の来店台数につきましては、1,024台と予測されております。
次に、来店時の車の経路についてでございますが、駐車場の出入口は店舗敷地の北側に設置される予定でございまして、来店する車は、店舗東側に位置する京町交差点から市道京町37号線を西へ進み、出入口で左折入場することとなっております。
次に、京町交差点から当該店舗へ向かう車の増加台数につきましては、休日のピーク時間帯である午前11時台では、1時間あたり現状93台から241台に、平日のピーク時間帯である午後5時台では、1時間あたり現状218台から366台になると予測されております。
市から事業者に安全対策を行うよう申入れを
1日当たり1024台、平日午後5時台で現在の1時間218台から開店後には366台に増えるとのことでした。つまり10秒に1台以上がこの道を通るということが想定されています。
また、この道は通学路とも交差しているので、さらに安全対策が求められます。
スーパーの出店にあたって、この道路の安全確保を事業者に求めるべきです。事業者からの届出書では、「駐車場出入口に交通整理員を1名配置し、状況に応じて増員を検討する」「歩行者・自転車の安全確保」などを行うとしていますが、出入口付近に交通整理員がいたとしても、京町交差点からスーパーまでの道のり全体の交通量が増えるわけで、途中に通学路があるのですから、一人の整理員だけでは不十分です。事業者の責任で交通整理員の配置を行うことや、歩道の設置やカラー化などの安全対策を行うことなどを市から事業者に申し入れるべきですがうかがいます。
答弁 経済労働局長
道路の安全確保についての御質問でございますが、大規模小売店舗届出書によりますと、交通への支障を回避するための方策として>駐車場出入口に交通整理員を1名配置し、来店車両の左折入庫、退店車両の左折出庫、歩行車・自転車の安全確保、入庫待ち車両の路上滞留防止、出口における一般交通の優先確保などの誘導案内を行うこととし、状況に応じて増員を検討するとされております。
また、設置者が行う交通対策等の予定として、オープン時や繁忙期については、交通整理員の他に誘導員を適宜配置するとともに、開店後に問題が発生した場合には、関係機関と協議を行い、可能な限り対応するとされております。
現在、大規模小売店舗立地法の規定に基づき、届出書を縦覧に供しており、周辺の地域の生活環境の保持のため配慮すべき事項について住民等の意見を募集しているところでございます。
今後は、提出された住民等の意見に配慮するとともに、国の指針を踏まえ、関係分野の学識経験者で構成される川崎市大規模小売店舗立地審議会において調査審議していただいた上で、適切に対応してまいりたいと考えております。
意見要望 住民の安全確保のため事業者との協議を
1人の交通整理員に加え、状況に応じて交通整理員を増員することも計画されているとのことですので、住民の安全確保のために必要な対応と事業者との協議を、市として行っていただくよう要望します。