11月8日、県立川崎高校の「特別授業」に各会派・無所属の5人の議員をお招きいただき、わたしは共産党を代表して参加してきました。
1年生の生徒の皆さんが授業で調べて討論して考えてきた政策案を全学年の生徒の前で発表するというもので、市議はそれに対してコメントする、という役割でした。
各クラスの発表は…
A組「ながらスマホ事故を防ぐために」
B組「川崎のアピール(産業観光、美術館・博物館、スポーツ)」
C組「多摩川を綺麗にしよう!!」
D組「ITによる社会的格差をなくそう!」
E組「煙草ポイ捨て、だめ。絶対。~背徳感を添えて~」
F組「川崎市改善計画(公園が少ない・街が暗いなど)」
G組「市議会への請願(喫煙所を増やす・公衆トイレをきれいになど)」
H組「窃盗を減らすために」
というテーマで、どれも個性がありよく考えられていました。生徒の発表のあと、議員が2人ずつ短いコメントをします。
私はB組、E組、G組のコメントを担当しました。
B組さんには、川崎市民ミュージアムは日本でも先駆け的にマンガやアニメなどの収集を始めた美術館で、そのコレクションはトップクラスだということ、美術館・博物館などには学芸員が配置されていて、専門的な見地で展示をする大事な役割を果たしていることなどを話しました。また産業観光について、川崎に工場ができ産業が発展する過程で、それまであった海苔漁や漁業などが失われてしまったことなどの歴史も知ってほしい、ということを話しました。小中学生が見学することで知らせていくという観点は素晴らしいと感じたので、そのことも言いました。
E組さんの「煙草ポイ捨て」の発表も地域密着で素晴らしい観点でした。川崎駅前の喫煙所でも「副流煙が地下街まで流れてとても不快」と私たちの市民アンケートでも寄せられています。「禁止」というと喫煙者の自由を奪うことになりますが、E組のみなさんが「分煙」と言っていること、他の自治体の例を出していることも良い観点だと思います、と話しました。最後に煙草のパッケージそのものが日本と世界では違って、世界では煙草の害が表に出されていることなども紹介させていただきました。
G組さんは「LED照明で街を明るく」という提案でした。川崎市がESCO事業をしていることを紹介して「市も実施するということは、皆さんの提案が鋭い証拠です」と話すとともに、「街のここが暗くて危ない」と気がついたら、「照明をつけてほしい」と市に要望してほしい、それが大事な市政への参加になる、と話しました。
楽しいひと時でした!
高校奨学金・ブラックバイトなど高校生にもかかわる質問などもしてきましたが、さらに高校生に届くような打ち出しもしていきたいと思います。そういうことを通じて高校生にも身近に感じられる市政にしていければと思いました。