2日午前、後藤まさみ党くらし福祉相談室長とともに、川崎区内の小学校のブロック塀の状況を確認してきました。
これまでの文教委員会で、現行の建築基準法に適合しない疑いのあるブロック塀のある学校が、川崎区に3校あることが明らかにされていました。
①高さ2.2mを超えるもの → 浅田小学校
②高さ2.2m以下だが、仕様を満たす控壁が無いもの → 殿町小学校・さくら小学校
の3校です。
そして、先日8月29日の文教委員会では、①のブロック塀は「9月に撤去・仮囲い設置工事をおこない、1月には新規フェンスの設置」というテンポですすめますが、②の塀については「ランク付けを行い、予算措置を含め、公共施設の安全性のあり方について全庁的な検討を実施し、方向性を確定」という方針が発表されました。
①については読んだとおりですが、②については「今のところは何も決まっていない」ということです。
ちなみに「控壁(ひかえかべ)」とは…
↑このようなものです。
現地で状況を確認すると…
殿町小学校
私のような素人の見た目には、ブロック塀じたいは頑丈な造りのように見えますが、確かに控壁はありませんでした。植え込みの影でわかりにくいですが、左奥まで塀は続いています。
さくら小学校
後藤まさみさんの身長とほぼ同じくらいの高さの塀がかなり長い距離続いています。新しい塀と古いものの境目と思われる箇所に、縦に亀裂が入っています。校門から目視できる範囲では控壁はありませんでした。
次の浅田小学校には「注意」を呼びかける掲示物が貼られていましたが、殿町小・さくら小にはありませんでした。しかもさくら小のとなりは保育園です。塀の撤去前に大型地震が起こることもありうるのですから、カラーコーンや張り紙で警告表示をすることが少なくとも必要です。
浅田小学校
小学生のなくなった高槻市の学校とまったく同じプールの塀です。しかも従来の塀の上にさらにブロックを積み増しているという構造も同じです。
さらに、この路地は写真のとおりきわめて狭く、この塀が倒れた場合に逃げ場はありません。
早急な対応が求められます。
後藤さんとも力をあわせて、安全な通学環境を確保したいと思います。