日本共産党川崎市議団は、2011年3月の原発事故後の6月から、市内の公園の放射線量測定を行ってきました。
当初は半年に一度程度の全市いっせい測定に加えて、市民の要望などに応じて随時測定を行い、「子どもの通学路は大丈夫か?」などの市民のみなさんの不安にこたえてきました。
この時期になると、いま5歳の長男がツレアイのお腹の中にいて、「胎児に影響はないのか」「果たして避難させなくていいものかどうか」と、AC・公共広告機構のCMだらけになったテレビを見ながら毎日不安な思いをしていた6年前のことをはっきりと思い出します。
現在は、日本共産党川崎市議団として年に一度この時期に測定して線量の推移を確認することとしています。この測定データをもとにした展示を、3月12日の『原発ゼロへのカウントダウン』集会(http://www.genpatsu-zero.com/index.html)で発表することとしています。
今回の川崎区中央地域(公園)での測定は、2月6日午前中に行いましたが、0.1マイクロシーベルトを上回る地点は一つもありませんでした。
前日に雨が降ったせいか、昨年の同時期より線量が増加(+0.01マイクロシーベルト)した地点がいくつかありました。
昨年度までの全市の線量の推移を見ると、原発事故後ほぼ「半減期」どおりに線量は低減する傾向にあるのは間違いありませんが、それも福島第一原発の事故処理にあたって次なる事故などを起こさないよう奮闘されている作業員等の方々の努力があってのことです。
原発再稼動をさせず即時ゼロへと進むことこそ私たちの安全の根本だとの思いを新たに、またがんばりたいと思います。
↓今回の測定データです。
↓これまでの川崎区中央地域の測定データとの比較です。基本的に低減しているのがわかります。
↓昨年の『原発ゼロへのカウントダウン』集会で発表した、5年来の測定データのまとめ(リンク先)です。