川崎市がヘイトデモを行う団体からの公園使用許可申請に対し、全国初の「使用不許可処分」を発表しました。市長の英断を歓迎するものです。
公園内行為許可申請の不許可処分に関する市長コメント
昨日、富士見公園ふれあい広場及び稲毛公園に対する6月5日の公園内行為許可申請について「不許可処分」とし、申請者に通知を発しました。
本市は、違いを豊かさとして認め合いながら発展してきた多文化共生のまちであり、これまで市内でヘイトスピーチデモが行われてきたことは誠に遺憾であり、大変残念なことでありました。
今般、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」の成立により、国の意思が明確に示されたことを受け、本市としても、地域の実情に応じた施策を講じるべく様々な御意見を伺いながら、慎重に検討を重ねた結果、当該申請者が、過去において、成立した法で定める言動等を行ってきた事実に鑑み、今回も同様の言動等が行われる蓋然性が極めて高いものと判断し、不当な差別的言動から市民の安全と尊厳を守るという観点から、このような判断に至りました。
川崎市長 福田 紀彦
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