「くらしの相談センター」(宮原春夫所長=すべて無料で市民からの相談を受け付けます)が設立されたのが2013年9月、きのうはセンター創立21周年を記念する『くらしの相談センターセミナー』でした。
自分が市議に、後藤まさみ(現市議)さんが県議に挑戦する予定候補に決まったのが2013年12月だったので、相談センター設立からの歴史の半分を共に歩んできたことになります。時間が経つのが早すぎる…。
『セミナー』は、社会福祉法人青丘社理事長の三浦知人さんのヘイトスピーチをなくすための講演と、夢見亭わっぱさんの悪質商法啓発落語のダブルでした。
わっぱさんの自由闊達な話芸を堪能しました。わっぱさんの話しは悪質商法の啓発がベースですが、出だしに「沖縄でおみくじを引いたら『凶』、嫌だなと思い引き直しても凶、もう一度引いても凶でした。……『キチはいらない』」とやられたのにはうならされました。
三浦さんの講演で、在日1世のハルモニ(おばあさん)が「(ヘイトスピーチを禁止する川崎市の条例ができて)やっとかわさきしみんになれたようなきもちです」との気持ちを表出されていたことを聞いて、「あのとき本当に真剣に取り組んでよかった」とつくづく思いました。2019~20年頃の私のTwitterやブログなどを見ていただければ、その頃の心身ともしんどい思いをしながら取り組んだことが分かってもらえるかと思います。
指紋押捺事件や池上町に飯場が形成され現在に至る経緯、なぜ在日コリアンがもっとも過酷な差別にさらされてきた(いる)のかなど、ずっと地域で在日コリアンの皆さんとともに歩んできた三浦さんだからこその奥深い話しに、時々の至らなかった自分の姿を振り返らされました。
私と後藤まさみ市議、はたの君枝前衆院議員で閉会のご挨拶をさせていただきました。
相談センター宮原所長は冒頭のあいさつで「ドクターから、あと10年90歳までは大丈夫と太鼓判を押された」と話しましたが、私が「宮原さんと同じ90歳まで相談センターを引き継ぐとすると約45年は頑張らないといけない(笑)。そこまでやるつもりなのでぜひ若い世代の仲間を増やしてください」と話すと大喝采を頂きました。公約したからには90歳まで元気でいなければ!
会場の東海道かわさき宿交流館の入口すぐの所に展示されていた浮世絵の羽子板、とても素敵でした。